こんにちは。ビジネスレクチャー担当のmasayukiです。ご覧いただきありがとうございます。
このページでは開業の前に、自分の考えを整理していただくきっかけをご用意いたしました。「当たり前のことじゃん!」という内容ですが、この当たり前のことを行わず、とりあえず事業をスタートし失敗する方を大勢見てきました。ですので、ここを面倒がらずに一緒に考えていきましょう。
1.なぜ開業したいのか考えよう
あなたはなぜ開業したいのでしょうか。
・お金をたくさん儲けたいから。
・好きなことを仕事にしたいから。
・今の仕事がつらく人間関係に困らない仕事がしたいから。
・売り上げが多くても自分の給料は変わらないから。
前向きな理由から後ろ向きな理由まで、さまざまな理由が思い浮かぶと思います。お金をたくさん稼ぎたい、給料が変わらないから、というお金に直結した理由が思い浮かんだ方は、今の収入に不満を抱いてらっしゃるのが大半でしょう。会社に勤めることよりも自分の事業として始めたほうが収入を多く得られると考えてらっしゃるかと思います。
好きなことを仕事にしたい、趣味を仕事にしたいなどは、夢を叶えるといった、とても素敵な考えだと思います。現状されているお仕事はおそらく好き、よりも生活費を稼ぐ、という要素が強い職場で働いていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
今の仕事がつらい、上司のいない仕事がしたい、といった今の職場環境を改善する目的で開業したい方は、本当にお疲れ様です。そんな気持ちになるほど我慢した自分をまず褒めてあげましょう。やめればおさらば、開業したら好きなことができるぞ、そういうイメージをたくさんして心ウキウキにしてあげてください。やめればおさらば、無理につらい職場にいる必要はありません。
どんな開業理由でも皆さんは現状を変えたくて開業を志してらっしゃるはずです。では現状を変えることで何ができるのか、お金儲けをすることで贅沢をしたり人よりいい暮らしができたり優越感に浸ることができます。夢を叶えることで自尊心を満たすことができます。ストレスのない環境を手に入れることで安心感を得ることができます。
自分の中での一番は人それぞれですが、開業して成功した先には優越感、満足感、安心感、これら3つを満たすことができます。主観としては認めたくない嫌な言い方になりますが客観的に見るとそれらの欲を満たすために開業する、という部分に行き着きます。
「欲を満たすために開業するのはどうなのか」と非難したくなりますが、開業をしたい人はあなただけではありません。お金儲けをしたい人は世の中大勢いらっしゃいます。中には悪いことをしてでもお金を稼ぎたい人もいてらっしゃいます。そういうことを知っていれば「商売敵や商売相手は自分の欲を満たそうとしている」という危機感を持つことができます。開業理由を考えることで、ほかの人はどうして開業したいのかな、という想像力が膨らみます。ほかの経営者さんとの知恵比べにもなります。
ですので、開業したい理由は考えられるだけたくさん考えてください。考えれば考えられるほど、いろいろな視点を持つことができます。人に言える理由、言えない理由、何でもいいです。開業理由は開業前だけのものではありませんので、開業してからもずっと続きます。すぐ閉店するお店に多いのが、開業したら開業した優越感に浸って開業理由を忘れてしまっていパターンです。開業理由を忘れてしまったら経営の方針がぶれてしまい長続きすることが非常に難しくなります。
今日この記事をお読みいただいた方は、ことわざに「初心忘れるべからず」とある通り開業後も開業理由を忘れず経営していただれば幸いです。