もう馴染み深い!?この一年でよく見かけた漢字!

はじめまして。当サイトでは主にwebデザインを担当しています。おばぷすと申します。

突然ですが、ちょうど昨年頃からメディアを通してよく見かけるようになった漢字はありませんでしょうか?

この一年新型コロナウイルスの流行によりテレビや新聞、ネット上では度々同じような言葉が繰り返し使われていることかと思います。

そこでこの記事では、今まで一般的に見聞きすることはなかったが、最近では頻繁に目にするが故に馴染み深くなったであろう漢字を紹介したいと思います。

実際にその字を書く機会はあまりないかもしれませんが、パソコンやスマホで入力することはよくあるのではないでしょうか。

正しく漢字変換できるようになるためにも、今一度確認していきましょう!

コロナが流行してすぐに目にするようになった言葉。

「コロナ禍(か)」「禍(か)」という字。

そもそも「コロナ禍」とは、「コロナの流行に見舞われた災難」という意味です。

この「禍」という字は意味にある通り「災難」を指します。

他の読み方として「禍(わざわい)」があります。こちらは一般的によく使われる「災(わざわ)い」と意味は全く同じです。「禍」の漢字を使用する場合の「わざわい」には送り仮名は使用しません。面白いですね。

他にも、「不吉な感じがする」という意味で使われる「まがまがしい」という言葉がありますが、こちらも漢字表記をすると「禍々(まがまが)しい」となります。

「禍」の反対を意味する漢字は「福」です。「福」には幸せ、幸いの意味があります。

これで、最近よく見かけるようになったものの漠然たる印象だった「禍」という漢字のイメージが膨らんだのではないでしょうか。

ちなみに「禍」の部首は「しめすへん」です。「しめすへん」は神様やお祭りごとに関係する漢字に使われる部首です。

「示(しめ)す」という字が変形してカタカナの「ネ」みたいな形になりました。言われてみれば「示」をシャシャッ!っと一筆書きで書こうとすると「ネ」にならなくもないですね。

余談ですが、よく誤認される「しめすへん」と「ころもへん」

「この漢字の部首、『ネ』だっけなぁ。それとも『ネ』に一画ちょんってつけたっけなぁ」と迷ったことはないでしょうか?

しかし部首の意味と成り立ちを知れば以外にも判別するのは簡単です。

「ころもへん」は「ネ」に一画ちょんってつけた方の部首です。衣服などに関係する漢字に使われる部首です。

この部首も「しめすへん」と同様に「衣(ころも)」という字が変形してその形になりました。

こちらも「衣」をシャシャッ!っと一筆書きで書くと「ネ」に一画ちょんってつけた形に見えなくもない!

そして良い例に「裕福」という熟語があります。「裕」は「ころもへん」で「福」は「しめすへん」なんですよね。

「裕」は「衣服がたくさんある」という意味から転じて豊かという意味になり、「福」は「神様にお酒を捧げて幸せになることを祈る」という意味から転じて幸せという意味になります。

このように部首の意味を知ることで漢字そのものをイメージすることにも役立ちます。

だいぶ横道に逸れてしまいましたが、漢字一文字でも、色んなバックストーリーを知ればとても面白いです。

コロナ禍でよく使われるようになった漢字をもういくつか紹介するつもりでしたが、思いのほか長くなってしまったので次の投稿に持ち越します。ご了承ください。

次回は「医療体制が逼迫(ひっぱく)する」などで使われる「逼迫」について話していきたいと思います。

お楽しみに!